カモミールって案外ハードな花言葉なんだな(汗)
てな訳でフーレイであります。うぇーん、もらったCDがパソコンで聞けないよーっ!!ちょっとがっくし。とりあえず久方ぶりに本の紹介ッ!
図書館危機 (著:有川 浩)
憧れの『王子様』の正体(…?)に動揺を隠せない笠原は勢い余って堂上に大外刈りをかましてしまってパニックになったりした。…が、いつまでも引きずっていられない。と、いうのも上官である小牧の恋人が図書館内で痴漢にあったのだ。勿論小牧は静かに怒っている模様。
「普段荒い言葉を使わないあの人が…」
「……逆鱗に触れたわね」
と、いう事で特殊部隊・堂上班が自然とでしゃばることに。警察は司法不介入の原則で協力には消極的。色々振り返っていると…あれ?いつの間にか舞台が整ってる!!?囮捜査も可能な図書館隊は果たして卑劣な痴漢を捕まえることが出来るのか?
喧嘩屋中年、怒れるチビ、笑う正論、頑な少年、熱血バカ、情報屋。
この6人が今回も舞台狭しと大活躍!
それに昇任試験は近づくわ、笠原が一番怖がっていた自体(すなわち里帰り&母親に今の仕事が…?の危機)は勃発するわ、なんだか新しい時代の始まりを予感させる雰囲気ありだわで、なんだか落ち着かない…。それになんか様子が(汗)
「そろそろ……なのかもしれませんねぇ…」
えっ?それ、どーいう事っすか…稲嶺さーんっ!!?
―それでも進め、図書館隊!僕らの権利と自由、本を守り抜け!!
毎度の事ながらテンションがおかしいレヴューですみません。のっけから郁ちゃん暴走です(ぇ。とにかく冒頭は郁ちゃんがかわいくてしょうがなかった~(笑)。まぁ、そうもいってられない、洒落にならん犯罪が起こってるんだけれどもね。恋人が痴漢に遭えばキレるわな、小牧さん!
「…そうだね。確かに…(冷たい微笑)」(小牧)
うをっ!!?と、とりあえず要所要所で手塚兄こと慧も出てきてなーんか引っ掻き回してくれてるよーな、ヒントくれてるよーなきもしないでもない。あんた、いい仕事してるよ、ホント。それに郁ちゃんの故郷である茨城の図書館隊内部がピンチなのはやっぱり『メディア~』の画策なんでしょかね(あ、省略した:笑)。
茨城での一件は郁ちゃんが体感した『防衛部の女の子たちの現状』と図書館隊全員が肌で感じた『防衛部を取り巻く現状』を見比べると前者の方がハードで陰湿なんだよねー、嫌がらせ。女の人って基本的に筋力が劣る分知恵が働くんだろね(僕の偏見だったらご免なさい)。今ではやらんだろ、っていうような手を今でもやるんだからさ。このレヴューを書いている僕も生物学上は女だけれども…、正直嫌だなー(汗)。ああやって立ち向かえる郁ちゃん、あんた立派だよ。
(以下、ネタばれのため、読破者のみ反転で)
えーと、結論から言ってしまえば
・郁ちゃん、おかんに仕事がばれる。→喧嘩に発展。
・稲嶺さん勇退。
です。…郁ちゃんの場合は嵌められたわけで、なにも郁ちゃんがへまをしでかしたわけではありません。情報聞き出して通報した方が悪いんだから。まぁ、何ればれるだろう事だしこれはこれで結果オーライだったんじゃにゃい?という気分です。お父さんやお兄さんたちは応援しているみたいだし。むしろ『女の子だから』という理由で反対するのが解からない。頭固くて古いなー、言っちゃ悪いが。とりあえず、少しずつ回復するでしょね。茨城図書館隊の立場も良くなるだろうし…。
しかし下手したら焼身殺害…つか、大火災ってまたすげぇ展開だなぁ、をい。図書館長をしていたおばはんが『日野の悪夢』と同じ手段を取ろうとしていたのにも驚いたね。曲がりなりにも図書館に携わる人間だし、「終ったよ」といわれてもしょうがないね(この横田さんも身体張ったよー。助かってよかった)。
あと、戦闘描写はその場の空気を味わっているような感覚を覚えるほどです。流石有川さんだなぁ、と思いました。
おまけ
カミツレ…つまりはカモミールですが花言葉は『苦難の中の力』です。
すみません、その一言で稲嶺さんの人生が語れる気がしましたが。
…オーバーか。
あと、4月からアニメ化だそうですねー。郁ちゃんかっこかわいい~♪
堂上さんが微妙に見覚えのアルあの人に見えるんすけど(汗)
あと、フジ系で深夜放送。
ってことは熊本だと『のだめ』と一緒で午前2時ぐらいの放送になるんやろうなぁ…(遠い目)。