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ある野良魔導士の書斎

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多くの人が読んでいそうだ(フーレイ、ようやく読む)


―映画版はどうちゃんねん(汗)

 はい、現実問題を考えると憂鬱になるフーレイです。寒いですねぇ。本当に寒くなりました。

で、苛立った時無性に(戦う術も知らないのに)魔界に行ってバイオハザードのような体験をしたいと思ってしまいました。詳しくはこれを読めば解りますヨ。てなわけでご紹介。

『ブレイブ・ストーリー』 (著:宮部 みゆき)
※出版形式が全二巻のと全三巻、全四巻と3タイプがありますのでご注意ください。内容は変わりませんが、ルビの量に変化があるそうです。


 ごく普通の小学五年生、ワタルはある日、友達からお化けの出る場所について聞く。こっそりと家を抜け出して確かめに行ったり、心霊写真を撮った?といわれる転校生・ミツルに話を聞いてみたり…。しかし、ほのぼのとした日々に終わりを告げる日が来た。父親が家を出て行き、しかも別の女の人と結婚する?ボロボロになってしまった母、ざわめく家族…。どうしてこんなことになってしまったんだろう!?そんな時、現れたのはミツルだった。彼はワタルに一つの話を持ちかける。
「運命を変えたいと思わないか」
幻界(ヴィジョン)への切符をミツルから貰ったワタルは運命を変えるために扉をくぐる。そして、多くの仲間とともに女神のいる塔を探す旅に出た。そこではいろいろな人に会い、事件に巻き込まれ、徐々に疑問が生まれてくる…。

-夏の始まりは、この長い旅でした。
果たして、ワタルは女神に会えるのか?

…とまぁ、こんな風に紹介しますが映画と原作はかなり違う部分があるようですね。映画はまだ見ていませんが原作を知っている上で映画を見た友人は「かなり違うし、映像化して欲しい部分が映像化してない」と力説していました。でも普段後書きを書かない宮部さんのコメントがパンフレットにある!とはしゃいでいたなぁ…。とにかく、面白いですし考え方についても学べるんじゃないかなー。

「自分の願いをかなえるために手段を選ばない。それも一つのやり方だと思う。けれど…それなりに世界を敵に回す、とか、自分すら破滅する覚悟はあるのかよ」
ちなみにこれは僕が物語を読んで思ったことでした。ワタルとミツルのやり取りは興味深いですし、幻界の住人たちの言葉も結構意味深だったりします。現界(うつしよ)…つまりは現実世界から《旅人》として幻界へやってきた二人がどんな道をたどるのか。簡単に言えば対称的ですよ。そして、その末路も面白くなってますので、興味を持ってくれた人は読んでみてくださいな。

 そうそう、幻界にはいろいろな種族があり、めずらしいものがあったりします。その中で惹かれたのが正義のために生きることを誓った《ハイランダー》と呼ばれる人々。治安を守る役目を持っているので自警団的なものかな?ファイアードラゴンの腕輪をつけていまして、正義に反すること、誓いに反することをすると燃え上がるそうです。…うをっ!?登場人物の一人であるカッツ姐さんはある町のブランチ(たぶん、その町担当ってことだと思う。支部とか)のリーダーをしているんですが…めちゃくちゃかっこいいっす!これがヒントで白い制服の『ヴァーチャーズ』(本当は力天使って意味ですが)という自警団的組織を考えていますが(汗)。

最後に。物語の後半ではいろいろ戦うことに。そこではじめのほうの文章がでてくるんですけれどねー。
by jin-109-mineyuki | 2006-12-23 22:06 | お勧めの本