フーレイでございます。授業でトラブルを起こし、凹みました。が、それは置いておきまして。12月 10日に無事定期演奏会を終えました!それについては後日語るとしまして、今回は(僕が)待ち焦がれていた本の紹介です。…まぁ、発売はもう数ヶ月前にされていたんですがね(笑)。
『図書館内乱』(著:有川 浩)
あの『図書館隊』が帰ってきた!!熱血娘・笠原を初めとした個性豊かなメンバー勢ぞろい!しかも妙に気に成る影もちらつき始め、更にどうなる?図書館隊!
相変わらず、両親に『戦闘職種』に配属されている事を隠している笠原に危機到来。故郷の両親が娘の仕事っぷりを見に来るというのだから大変だ!ばれたら最悪の場合…『強制送還』もありえるから戦々恐々。上官や同僚の手助けの中、兎に角ばれないように『図書館業務』を行なうものの、ミスが幾つも…。そんな出来事の外で、図書館隊を落としいれようとする『メディア良化委員会』の怪しい影が揺れ動く。さらには新たな?敵まで登場し、危機が危機を呼んでいくような…。同僚の手塚と柴崎、上司の堂上と小牧、玄田の過去も複雑に絡み合い、それでもトラブルに立ち向かう!
―行け、図書館隊!僕らと本の自由・権利を守りぬけ!
「…って…明日からどうしよう…
いや、マジで」
(by笠原)
…元々夏には見かけていた『図書館内乱』ですが、この『内乱』って何?って感じですよね。まぁ、これには複雑な事情が絡んでくるんで気に成った人は読んでみてください。いや、『内乱』でぴん、と来た人は感づくと思います。そしてそれがある登場人物からどんどん係わりが広がっていくんですよね。だから紹介文にも『危機が機器を呼んでいくような』という文章が浮かんだわけでございます。いや、あれはそうとしか思えない…。郁ちゃん(現在僕の年齢がさほど主人公と変わらないんで、親しみを込めて)は今回も相当色々やらかしてくれますよ。堂上とのやり取りも相変わらず面白いですし。しかしそのボケ突っ込み師弟関係が微妙に変わっていく予感も。
「なによ、その『ボケ突っ込み師弟関係』って…」(郁)
いや、僕の印象っすよ。そこは気にしないで。
それにしても、更に気に成るのは新たな敵の存在。あれは相当戦いにくい相手だと思うのですよね。ネタがバレてしまうんで詳しくは言えないのですが、僕はそう思いますよ。なんせ、陰湿で痛い方法を使ってきますからね。だから、これから『図書館隊』は滅茶苦茶苦労するんじゃないかな?だから、続きが気になるのです。そして、レビューの最後に書いた笠原の台詞は最後の方で明らかになります。僕はそれに若干びびりました。それでええんの、有川さん!俺、こんな展開になるとは思わなかったよ!?って事は次回で終わりなん?そんな事は無いよねぇ…?
おまけ ※ネタバレがあるんで反転してください。
それにしても、新たな敵は図書館の中にいましたよ。中枢人物が『頑な少年』手塚の兄貴!うわー、こりゃまた戦いにくい相手ですよ、玄田さん!!『未来計画』というネーミングが、また妙に怪しいね(笑+汗:ごめんなさい、有川さん)。今回、新たな敵の手法にまんまと踊らされてしまった『図書特殊部隊』の面々ですが、次回はひっくり返してください!いや、マジで。
その他にも柴崎姐さんの過去も痛々しいなぁ…。なんとなく、両方の気持ちがわからなくも無いんで、思わず涙ぐんでしまったり。あと、更には柴崎姐さんの正体が『構想実験中の情報部候補生』って…付箋なさすぎっすよ、有川さん(滝涙)。めちゃくちゃ凄い上になんかかっこいい(ヲイ)。しかし、彼女の言っていた「ハニートラップ」って何っすか(汗)。俺はそんなもん、知りません。恋愛って名の遊戯を模した罠だからそんな名前なんすか?妙にドライだけれど、悲しい気がするぞ、姐さん。なんとなく、手塚とは戦友になりそうな予感です。
最後になりますが、郁ちゃんと堂上さんのやり取りが毎回ギャグ&シリアスな師弟関係でめちゃくちゃ楽しいのに、それが恋愛方向で気まずくなるんでしょーか…、あの展開。だって、郁ちゃん…「憧れの王子様=堂上(?)」ってこと知りましたからね。って何で手塚兄(失礼)こと慧がそれを知ってるんだよ(突っ込みはそこか)!ラストで公式の行事に着る制服姿で迎えに来る師匠の姿にぐっ、ときました(笑)。