ある野良魔導士の書斎

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カテゴリ:お勧めの本( 71 )

桜宮サーガを文庫本でフルコンプしてぇ! (フーレイ、これが)


 そこはかとなく『テイルズ・オブ・ジ・アビス』のアッシュと『ジェネラル・ルージュの凱旋』の速水さんがだぶった気がするフーレイです。と言うのもあるサイトで読んだ海堂 尊さんのインタビューのページにバンプオブチキンのカルマが挙げられていて、なんと『ジェネラル・ルージュの凱旋』のテーマらしいんで。飛躍はまぁ、気にしないでほしいなぁ。まぁ、ええか。どっちも血に纏わる異名持ちだしよ……。

話題は全く違うんだけどもねぇ。
最近本の紹介がおろそかで申し訳ありません(一礼)。

この【お勧めの本】のカテゴリでは基本的に読んだ本の感想や紹介が主。こういう記事は殆ど載せていませんでした。偶には本についての話もしようかな。てか……本の紹介交えつつだけどねぇ(いやぁ、下手したらカテゴリ【趣味の話】に食われそう、ここ)。と言う訳で時折こんなんもやってみよーかと。

『チーム・バチスタの栄光』から続く海堂ワールド
 今回僕が取り上げるのは現役のお医者さんでもある海堂 尊さんの物語。過去に『チーム・バチスタの栄光』をお勧め作品として紹介しましたが、海堂さんはこの他にも色々魅力的な作品を書いております。
・『ナイチンゲールの沈黙』
・『ジェネラル・ルージュの凱旋』
・『イノセント・ゲリラの祝福』
・『螺旋迷宮』
・『ブラックペアン1988』
・『極北クレイマー』
等など
医療現場を舞台とした物語の他にも色々書かれているようです。ルポタージュというのか、随筆かは判断付かないけどそれに関してはアドバイス求む。

『行灯』医師田口と『火喰い鳥』役人白鳥の名(迷?)コンビシリーズ
 血が怖いという理由で心療内科医となった(らしい)田口 公平が主な主人公である『チーム・バチスタの栄光』ですが、その時からこのシリーズに欠かせないのがロジカルモンスターとも異名を持つ奇妙なおっさ……失礼。奇抜な役人の白鳥 圭輔。公平は彼から色々アドバイスをもらったり、茶化されたりしつつ事件の真相に近付いて行くのですが……『ナイチンゲールの沈黙』・『ジェネラル・ルージュの凱旋』では第一作で学んだ経験が生かされています(纏めてこの2作品を書いたのは同時期に遭った事だからです)。うわぁ、成長しているなぁ……。と、言うのもこの人の本質が中村 主水と近い物がある気がしたんですよねぇ。普段はのんびりのほほん飄々とした感じがしますけど、その裏には冷静に考察する顔を持ちます。その雰囲気が微妙にね。ファンの方からすればツッコミどころがあるでしょうけど。

田口「……これまた微妙な紹介を」
白鳥「もう少し手加減してあげてもいいのにねぇ?」

まぁ、そんな声が聞こえてきそうな気がするけどこれは僕の驕りなのかしらん。それはさておき、まだ読んで居ない『イノセント・ゲリラの祝福』ではどんな活躍が見られるのか、今からわくわくしています。なんか、色々加筆されているようで、すっごく楽しみです。

ネタばれトーク?
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by jin-109-mineyuki | 2010-03-07 20:52 | お勧めの本 | Comments(0)

な、何か月ぶりだ? (フーレイ、漸くか)


そういやぁ、魔法学校ものってハリポタ以外にもあるんよねぇ。
そんなフーレイでございます。

いやぁ、『タラ・ダンカン』(著:ソフィー・オドゥワン=マミコニアン)も読みたいけどなかなか時間が取れません。……あれはごく普通にファンタジーだっけか(汗)。まぁ、なにはともあれこんなのもいいかと思います。

『サークル・マジック ~サンドリと光の糸~』 (著:タモラ・ピアス)

 それぞれ様々な理由があってワインディング・サークル学院へやってきたサンドリ、ダジャ、トリス、ブライアーの4人。彼らは皆魔法使いニコによって見つけられ、其々寮の人々に馴染めずディサプリン荘に集う事になった。最初のうちは緊張していたものの、トラブルを共に乗り越えるごとに少しずつ友情を深めていき、また秘めていた魔法の力も開花させていくことになる。

 その裏側で、なぜか度々起こる小さな地震。その度にトリスは異変に気付き、先生たちも徐々に慌ただしい動きを見せ始める。不安を覚えながらも4人は毎日の暮らしを送って行くのだが……。そしてサンドリは糸の魔法をどんな風に成長させていくのだろうか?

―魔法と友情の物語が今、始まる!

……とまぁ、こんな感じです。第1巻である『サンドリと光の糸』はサンドリが主人公として描かれています(それを強調したくて最後に付け加えたんだけれどもね)。因みに全4巻で主人公も持ち回りとなっております。あと全巻において4人の課題と筋として描かれる大事件も色々考えさせられるものです。面白い作品なのですけど評価が低いのか、レビュー書いている方が少ないんですよね。もっと意見を聞きたいのになぁ。

それぞれが目覚めた魔法について。
 元から刺繍が大好きで機織りに興味を持ったサンドリは糸の魔法に目覚めます(今回のお話のキーだったりも)。そして鍛冶に前から興味を持っていたダジャは金属の魔法に、風や嵐に興味を持っていたトリスは雷の魔法に、植物に興味を持ったブライアーは植物の魔法に目覚め、其々適役といえる先生と出会います。この先生方も個性豊かで、もしかしたら性格の面でもこの4人に合った先生なのかもしれませんね。そこらへんはまぁ、読めばわかるさ!!(待)。

 で。この4人が持つ魔法の共通点は生活に密着している、という点です。そこを考えてみると……生活の至る処に魔法って潜んでるんじゃないか、とか思えてくるから不思議。地味かもしれませんけど「地味な魔法ほど強い」の例でもある気がするんだけどそこはどうでしょう?

 ニコという魔法使いもカギっちゃ鍵です。彼は『隠れた才能』を見出す力を持っており、このお陰で4人とも見つけられたといっても過言ではないでしょう。

 それとレビューには書き損ねましたが……全巻を通して4人全員の課題の他、其々が主役の際其々の課題もちゃんと描かれます。どうやって解決していくかも見どころの1つです。
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by jin-109-mineyuki | 2009-11-25 16:02 | お勧めの本 | Comments(0)

摩訶不思議大学生活 (フーレイ、こんな大学生活ならもう一度受験してもいい)


このブログは勝手にですが『鴨川ホルモー』(原作著:万城目 学/漫画:渡会 けいじ)を全力で応援しますっ!!

 1:本屋で原作を見かける
→2:読みたいけど購入できず
→3:図書館にもなかなか行けない
→4:映画化を知る
→5:祝・文庫化で購入
→6:読破して填まる
→7:漫画化していたのを知る
→8:しばらくして購入
→9:2巻購入した時点で数日後に3巻が出る予定だった
→10:連休中に最終巻を購入
→11:またハマった
→12:次は番外編である『ホルモー六景』(著:万城目 学)の文庫化を待つ

そんな!?フーレイです。前振りが長いのはいつものことですが、今回は度が過ぎた。反省するけど後悔はしていない。連休中に相方さんが帰ってきて、一緒にあそんでいたときに劇場版がみたかったけど。まぁ、別の日に見ましたけれど、原作を読んでいると「やっぱり原作と漫画がいい」と思ってしまいました。いや、納得できる部分・できない部分があるのさ。

―ミーハーだろうがやってしまえ。

鴨川ホルモー (著:万城目 学/漫画:渡会 けいじ)
 二浪して京都大学に入学した「俺」こと安部。入学準備でカツカツになってしまった春、ご飯を食べるために入る気もないのにサークルの新入生コンパへ出かける毎日を送っていた彼はふと、葵祭でやったアルバイトの帰りに『京都大学青竜会』という微妙に怪しいサークルの菅原…通称「スガ」に勧誘される。
「あれ? 俺……京大の学生って言ったっけ?」
そんな疑問はさておき。バイトで知り合った高村と共に首をかしげるも、ご飯の為にコンパへ行くことに。そこで出会ったのは鼻が綺麗な女の子・早良だった。

……いや、そこまでだったら普通の青春コメディで済んでいた。

普通にアウトドアをやってた「京大青竜会」は祇園・宵山の夜に豹変する。集められた1年生の前には青い浴衣の先輩方。先頭のスガが不意にいう。

「諸君、本日午後七時をもって『宵山協定』の解除を宣言する」

連れてこられた『四条烏丸交差点の会』で見た赤・白・黒浴衣姿及び私服の男女、急にでた「ホルモー」という不思議な競技と「オニ」とかいう存在。以後疑問を抱きつつ「オニ語」を学んだ阿部たち一年生はやがて代替えの儀式をへて出会う。……全長(たぶん)30センチほどの「オニ」と。

ちっちゃな「オニ」を「特殊な言葉」で操って、相手の「オニ」を全滅させろ!
それが「ホルモー」だ!!
恋に友情、ホルモーとあわただしい大学生活の中で果たして阿部はその中でどんなことを学んでいくのだろうか?京都のひそやか(?)な戦いと複雑ぎみな恋愛に……熱くなれ!

……わりぃ、重要人物ぬかしまくりだわ、レビュー(滝汗)。
漫画版はちょこっと『ホルモー六景』(著:万城目 学)も混じってるかも~。全3巻ですがめちゃくちゃ楽しいのでお勧めです。むしろ原作→漫画版→六景って読むことを勧めるよ~♪

「ホルモー」と安部くんたちの恋愛が中心かな?でも、ところどころ微妙にミステリアスな部分も。
特に後半部分は「? ? ?」な部分もあるけど……なんだろうなぁ。
ま、深く考えず読め!の一言に尽きます。時折退屈に思う部分もあるかと思うけれど、ね(苦笑)。
あくまで僕の視点ですから、それはまぁ気にしない方向で。
「活字めんどい」って方はマンガをお勧めします。

映画は見に行きたいなぁ……。


あ、「漫画も原作も読んだ」って方だけ下へどーぞ。
ネタバレなんで。

※5月 7日にバイトが早く終わったんで見に行きました。
 その時の感想も一緒にあるので映画版を見ていない人は…自己責任で。
 一応反転して読んでね。覚悟ある人は。

『鴨川ホルモー』 続編はなくてもせめて…
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by jin-109-mineyuki | 2009-05-06 18:43 | お勧めの本 | Comments(0)

あ、久方ぶりの更新だわぁ・・・(フーレイ、ようやく)


クトゥルフな呟き。
 あるHPで見かけた『Q'yth-az』(クィス=アズあるいはキース=アズ?)ってマイナーなグレード・オールド・ワンについて情報ください。英文じゃわかりません。

そんな、フーレイです。

へたしたらそんなのに遭遇してそうな気がしないでもないチャグム。
成長したらどことなく『太王四神記』のペ・ヨンジュンさんみたく男前になるチャグム。
(↑ 軽装版『天と地の守り人』のイラストを見て思った)
そしてどう考えても銀雨のNPCならナイトメア適合者×ヘリオン(或いはその逆)の気がしたチャグム。
……うん、いい(マテ)。

てな訳で今回はチャグムが公務で事件に巻き込まれるお話をご紹介。
言いますが決して『浅見光彦体質』(ようは事件に巻き込まれる)ではないと信じています。

『虚空の旅人』 (著:上橋 菜緒子)
 新ヨゴ国の皇太子として公務へ赴くことになったチャグムは教育係のシュガと共に南のサンガル王国へ。サンガルの皇太子が王となるお祝いの来賓としてである。宮を窮屈に感じていたチャグムにとっては外に出れる絶好のチャンスであった。のだが……その時点で既に異変は始まっていた!
 <ナユーグル・ライタの目>となった幼い女の子とある国に船を襲われ、数奇な運命をたどる事になったラッシャローの少女スリナァ。そして……事件にチラつくヨゴの商人。それらが密かに深く結び付き、1つの恐ろしい陰謀が浮かび上がるとも知らず……。

投げられた銛、僅かに感じたトルガの匂い、懐かしきナユグの水の香り。
そのどれもがチャグムとシュガを事件へと誘い、窮地に陥ったサンガル第二皇子タルサンを追い詰めていく。

―はたして、二人はこの事件を暴けるのか?

……いつにもまして訳解らない説明文(汗)。
まぁ、文章を読みなおしかいつまんで説明してみた。うん。因みにこの小説は「賢い女性は恐ろしい」という事も教えてくれます。うん、サンガルの女性は知恵者で強かでこえぇぇ。敵に回したら絶対こえぇぇ。特にカリーナ様。絶対敵に回したら……死ぬ!!

で。
最初は「なんかこいつ苦手だー」オーラが出ていたタルサンでしたがあっさりチャグムと打ち解けましたな。サルーナとも年が近いし時代が時代なら学校でつるんでてもおかしくなさそうだ。このトリオ+シュガは好きです。うん。特にからっとした性格のタルサンは気に行っています。カリーナは古くから続く<海の兄弟>の風習を嫌っていたみたいだけど、僕はこういうのがあの地域には向いているから続いてほしいと思っています。カリーナとは敵対するタイプの人間ですし、俺。まぁ、カリーナもサルーナも国を思ってましたし、根は悪くない子たちなんですけれど。

見どころは最高潮的ワンシーン。海での出来事と精神世界のリンク(?)が心地よい。
そしてラストシーンは絶対読め!! 熱くなるから!!いや、こういう人に心から忠誠を誓いたくなるよ。こんな人が主って従者にとっちゃ幸せ者なんじゃないかー!!もう、シュガったら幸せ者だねぇ!

……とりあえず、クールダウンしよう、自分。

ともかく、さわやかに海の話だーっ!!と思ったら大間違いです。さすが『守り人』シリーズ、そうやすやすとはいかないよなぁ。今回も特徴的なサンガルの文化が覗けますし、文化人類学かじっている人間にしてもうはうはでございます。……俺だけかなぁ(滝汗)。
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by jin-109-mineyuki | 2009-04-14 12:32 | お勧めの本 | Comments(0)

あ、久し振りだわ更新……(フーレイ、意外と)


 花っていいよね。見ている人々の心を和ませてくれる。けれど、その花が毒になることがある……って、考えたことってあるかい?

と、まあどこかカヲルくん(エヴァンゲリオンの)っぽく語ってみましたフーレイです。最近ここの情報を上げてなくて自分でもなんだかなぁ、と思ってます。今回はそういうことで(どういうことで?)『夢の守り人』のご紹介だったりしますっ。

今回の主役はトロガイのばっちゃだと、俺は思うんだ。

『夢の守り人』 (著:上橋 菜穂子)
 ある夜、バルサは奴隷狩人から奇妙な歌い手を救出する。が、その歌い手は木霊(リー)に愛されし歌い手『木霊の想い人』だった。またその頃一ノ妃が奇妙な病に倒れ、宮廷の暮らしを退屈に思っていた皇太子チャグムは教育係のシュガに窘められつつもバルサたちと過ごした日々が恋しかった。
一方、タンダはある日突然目覚めなくなった姪を救おうと、呪術的な診療法を試す。そして魂が抜けていることを知った彼は危険と知りながらも<魂呼ばい>を行う。そして潜った世界でみたもの……それは師匠であるトロガイから聞いた異界の花。その罠に落ち、タンダは囚われ人鬼となってしまう。
ヒトならざるものへとなってしまったタンダを助けようと、バルサは命をかけることに。また、チャグムも眠ったまま目覚めなくなり、シュガたちは解決のために奔走する。その全ての鍵を握っていたのは呪術師トロガイであった。

異界の花が散るまでに、バルサたちは全てを解決できるのか?

……毎度ながら紹介文がややおかしくないか不安。でも、少しでも興味を持ってもらえれば御の字だ!『精霊の守り人』『闇の守り人』とも雰囲気がまるで違うなー。『精霊の守り人』は木々の匂いが濃かったし、『闇の守り人』は冬の香りがずっとしそうな雰囲気があったからね。今回はもう濃厚な花の香りがしそうな、より幻想的な文体でしたから。特にラストの現実世界での戦闘と夢の世界のやり取りのリンクはお見逃しなくっ!ここを逃したらもったいないんですよ。やっぱりこのシーンはどっぷりつかってもらいたいなー。何日か分けて読むもよし、そのままぶっとうしで読破するもよし。一度大学で文化人類学を学んだことのある僕としては、現在文化人類学を学んでいる学生さんには1度でいいから『守り人』シリーズを読んでみてほしいなぁ、と思っております。

そういえばの漫画版な話。
『精霊の守り人』は藤原カムイさんが漫画版をやっていましたが(番外編はジンが主役だそうですね。おぉう?!)、『闇の守り人』は荒川弘さんに、『夢の守り人』は葉鳥ビスコさんがいいなと思っています。で、後日紹介予定の『虚空の旅人』は尾田栄一郎さんや真島ヒロさんに漫画化していただきたいっ!……合わない、とか言わないように。あくまで僕のイメージですから(汗)。

トロガイのばっちゃ、過去が判明
えーっと、今回の話って詳しく語るとネタバレするんですよね。ですからあまりいえませんけれど今回の主人公はバルサでもチャグムでもなくトロガイのばっちゃだと思います(あと、タンダもかな?)。いやぁ、トロガイの娘時代がすごーく鍵を握ってるよな気さえする。そこがまた幻想的で、魅力的なんですよねぇ。こういう恋って、いいよなぁ~、なんて思ってしまう。と、いうわけお見逃しなくー。なんか、かわいいから。

そーいえばの話。
 ここでも狩人・ジンが活躍です。漫画版・アニメ版でも活躍していたこの人が。うーん、確かにこの人もひそかに鍵だよね。アニメ版と原作では設定は違うけれど、やっぱりなにかひきつけるものがあるんかなぁ、とか思っています。なんかの雑誌でアニメ版の外伝としてジンが主役の漫画が出されたようで、本屋でみかけて思わずふきだしそうになった俺なのでした。アニメ版の何話目かでジンがチャグムに対し忠誠を誓う理由が明らかになる回想があるけど、それが僕は気に入ってます。
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by jin-109-mineyuki | 2008-12-02 17:48 | お勧めの本 | Comments(0)

そういえば、なんか聞いたことがあるような (バルサ姐さん、故郷で一苦労してましたね)


……『守り人シリーズ』ですけど、アニメ版OPを最初みた時てっきりシュガがチャグムの兄貴だとおもっちゃったよ(汗)。そんなフーレイです。『守り人シリーズ』は知っていたけれど当事は読んでいなかったんだよ。

現在、僕は『守り人シリーズ』を4つ読んでいますけれど僕が今の所一番好きなのは今回ご紹介するこのお話。僕がこのシリーズを読むきっかけとなったものです(過去に教育テレビで冒頭部分が朗読されていた。僕はこれが第一巻だとすっかり勘違いしていた)。これはパンチが効いていて、読み応えがあるんですよ!僕としては一押しの小説です。

『闇の守り人』 (著:上橋 菜緒子)
 用心棒の女性、バルサは色々と思うところがあり故郷であるカンバルへと向かう。その際、彼女はある兄妹と出会い、【闇の守り人】と呼ばれる存在から守るために戦った。ところが、戦いの最中その技が絡み合い、『槍舞い』と化した。それは過去に1度だけ養父・ジグロとの鍛錬で経験していた現象だった。一方、バルサに助けられた兄妹、カッサとジナは帰る途中フードの中で一つの青い石を見つけた。それは青く輝く不思議な石…山の王からの恵み<青光石>だった。

土地が痩せているカンバルでは、王が山の王から齎されるこの<青光石>を売ることで人々を守っていた。しかし、なぜかここ30年近く扉が開かれることは無く、カンバルの人々に危機が迫っていた……。

 バルサの帰国と兄妹にもたらされた石はムサ氏族を、ヨンサ氏族を…やがてはカンバルを揺るがす騒動と20年ほど前から続く陰謀を浮き彫りにする原因になろうとはその時だれもしらない。また、タイミングを見計らったかのように<山の奥の扉>は開かれた。長年扉が開かれず危機が迫っていた国に転機が訪れ、一つの野望を胸に『王の槍』の一人・ユグロが目を光らせる!

果たして…その青くも暗き陰謀の先に何を見るのだろうか?

……うーん、こんな感じでいいのかなぁ、レビュー。何かが違うような気がするけれど(笑)。本当はもっとキーパーソン的な登場人物がいたんだけど紹介に含めることができなかったよ。魅力がこれで少しでも分かってくれることを信じて。

あ、前回登場したチャグムたち新ヨゴ皇国の皆さんは名前のみだったり出なかったり。ちゃんと別のシリーズで登場するのでお楽しみに~。三作目はある意味トロガイのばっちゃが主役といっても過言じゃないし(笑)、四作目はチャグムとシュガが大活躍(で合っていると思う)ですから。

 バルサ姐さんは幼いころ陰謀に巻き込まれ、その結果父親の親友であるジグロと共に旅に出たのでした。そのこともはっきりするのですが、とっつぁん(ジグロ)、濡れ衣着せられてるがな?!しかも今回の騒動って(ネタバレなので略)じゃん!?とまぁ、バルサ姐さんの過去に物凄くかかわりのある騒動なんですよ。幼い頃のバルサ姐さんの話も聞けておもろいですが
・木に登って、落ちて腕を折る
・ヤギにのって大喜び(通称:ヤギロデオ)
かわゆくてしかもやんちゃだなぁ、バルサさん♪アニメ版で見たちびっちゃいバルサさんもめちゃキュートです。そういう場面ももっと知りたかったけどメインは『陰謀をいかに暴くか』とか、『カッサくん成長日記』だったりするわけで。
なんかカッサくんメインの場面はノリが微妙に中学生日記っぽいのは俺の気のせいだろうか。まぁいい。ジナちゃんの逞しさに脱帽しつつ。

 この『守り人』シリーズはたしか番外編もあるんですよね~。いつかは読破したいのですがまずは全部文庫版になるのを期待しよう。いやぁ、ね。前にも言ったとおり置けないのよ。文庫版じゃないと置く場所がない。…もうちょいしたら本棚が欲しい。全巻そろえたいのよ。本当はこのほかにも色々読みたい本があるので、自分の好きな本だけで埋めたいものね。あ……『学問のすヽめ』(福沢諭吉)を全部読んでいないから買わなきゃ(タイトル、ミスしてなきゃいいんだけれどもねー)。

おまけ
カッサの親戚であるカームさんが、時々物語にいい意味で問題提示しているように思えます。(ネタバレなので続きは読んだことのある人や平気な人のみ反転)また『虚空の旅人』では無事に(といっちゃあ何だが)<王の槍>になっていてそこはかとなくうれしい♪まさかバルサ姐さんと戦ってるなんてチャグムは知らんやろなぁ。知ったら絶対そのときの話を聞きだす(にやり)。まぁ、色々あってそういう機会がなかったつーか、いろいろあったからねぇ。うん、惜しい。
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by jin-109-mineyuki | 2008-09-08 11:17 | お勧めの本 | Comments(0)

いや、異例なんだが (フーレイ、ネタ・・・解ってた:笑)


はい、以外にもオレ、ミーハー? フーレイです。
そんなことを感じてしまったのは、本日の午後です。

実を言うとこのカテゴリ【おすすめの本】では漫画を紹介しないつもりでした。
するとしたらカテゴリ【趣味の話】なのよね。
でも、今日はこっちでやっちゃうのよ。 うん、ノリで。
これを漫画にできるのは恐らく宗教に寛大すぎる日本ぐらいだと、僕も思う。

ありがとう、中村 光さんっ!

『聖☆おにいさん』 (作:中村 光)
 無事に世紀末を終えたブッダとイエスはバカンス(有給)へと旅立った。それはなんと!東京都の立川(しかも安いアパートをシェアしている)だったりする。
妙に主婦っぽくて、しかも泳げて船も動かせるブッダ(漫画描けます)。
衝動買いが多く、しかもかなづちだったりするイエス(趣味はブログ)。
そんな二人が色々な(天界の)人(やニルヴァーナ待ちの動物たち)に見守られ、大家さんやヤクザさん、銭湯のおっちゃんと交流を深め、たまに小さな幸せやトラブルで「ありふれた日常」が「ありえない瞬間」になったりするほのぼの(重要)コメディ漫画。

ブッダが怒ると後光が差し、イエスが笑いのツボに入ると水がワインに!?

はっきり言いましょう。 「普通はありえませんから、こんなシェアリング生活」

 えーっと、実を言うと本屋さんで見かけたときから気になっていたのよね。で、あるバイト帰りに立ち読みした『モーニング・ツー』で最新話をよんで撃沈。売り場なのに笑いが堪えられない。二人が着ているTシャツが、実はブッダの趣味であるシルクスクリーンによって作られているって知ったときはもう……っ!欲しいです(そういえば、スペシャルプレゼント第一弾として抽選で200名さまに当たるとか帯に書いてあったな)。アニメ化するとしたら多分夜中だろうなぁ(ノイタミナとか)。そんな事を思いながら、お給料で1、2巻かってしまう僕は案外ミーハーだなぁ、と思いました。

 この漫画を購入する前に『聖☆おにいさん』の評判を調べようと、ネット検索。すると同盟ができていたのですよ!あと、レビューとか読んでみるとなかなか好評(☆を5つも出している人、多くて驚き)。ただ、やはりブッダとイエスというだけあって厳しい意見を持つ人も少なくないようですね。気持ちは分からなくもないな、うん。

 で、この漫画ですが特徴的なのがもう一つ。下ネタがないっ!!第二巻まで見ていて下ネタってーのが一つもないので嬉しい!!なんか「知的な雰囲気もある、コメディ」という雰囲気なので僕は気に入ってしまいました。興味があったら読んでみることをおすすめします。おもしろいですっ!

あと……『図書館騒乱』と『図書館革命』のレビュー書きたいが、読んでもうかなり立っているので暫くお待ちください、てな雰囲気です。最近図書館にいく時間がないのでなんとも言えません。リウイシリーズはリウイシリーズでもうすぐ終わると思うと読む気が弱まってしまった(をい!:ごめんなさい、水野さん)。久々のカテゴリ【おすすめの本】更新がごたごたでしたな(汗)。
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by jin-109-mineyuki | 2008-08-11 22:34 | お勧めの本 | Comments(0)

シリーズはたしか全部で10あるんだっけ?(フーレイ、毎週土曜が楽しみ)


このレビューを書く前にアニメ『ぼくらの』のOP『アンインストール』を聞いていましたが、何気になく、この物語のOPにもいけると思いました。そんな、フーレイです。

えーっと、多くの人が既に感想を書いているでしょうが、今更ながら僕も書きますよ。つか、文庫版しか読んだことがないんですが、まあいいや。そしてアニメ版は衛星放送時……あえて見なかった(原作を読んでいなかったから!)。今は毎週土曜朝9時から見ております。多少違うけれどおもしろい!…タンダがかっこよすぎるけどね。

ここまでくればもうお分かりでしょうね。では。

『精霊の守り人』(著:上橋 菜穂子)
 用心棒の女性、バルサは旅の途中川へと落ちてしまった新ヨゴ国第二皇子・チャグムを救出する。その時、水が止まるような体験をし不思議に思う。その夜、二の妃からお礼としてのおもてなしを受けたが、彼女からチャグムの用心棒になってくれ、と頼まれる。チャグムには水妖が憑いてしまったらしく、帝はわが子を手にかけなくてはならないような事態に!?バルサの親友であり薬草師のタンダの口から語られたのは、チャグムが【ニュンガ・ロ・イム】水の守り手の卵を宿されたこと、だった。
一方、星読みのシュガは突如燃えた二ノ妃の館を不信に思い聖導師に相談をする。が、それが彼の運命を揺るがした。チャグム奪還のために帝の懐刀《狩人》は解き放たれ、聖導師はシュガに覚悟を決めるように言い放った。後に呪術師トロガイの警告に息を呑んだ聖導師はシュガへ一つの特命を下す。それは大聖導師ナナイの手記を読み解く、というものであった。

乾ノ相、建国王に仕えた大聖導師ナナイの手記が語るもの。
そしてチャグムに宿った【存在】とそれを付けねらう【存在】
果たしてバルサたちはチャグムの命を守ることができるのか?
ニュンガ・ロ・イムはどうなる!?

……えーっと微妙に前後するようなレビューだなぁ、おい。読み終えて3ヶ月はするが(何度も読んでいるけれどね)、微妙。ファンの人から「へたくそ!」といわれてもしょうがない。魅力がちょっとでも伝わればいいんだけれどもねぇ……。

ここに上げている登場人物以外にもたのまれ屋のトーヤとサヤなど興味深い登場物もいますし、世界設定自体がしっかりしているのでいいなぁ。読み応えあります。後から知ったけれど、作者さん……文化人類学の研究者なのね。なんとなくだけれど、納得いったような気がする(前に講義で聴いたことがあるような言葉、でたもん)。

……ちなみに。『守り人』シリーズはまだあるの。文庫版じゃないと置き場ない。

現在、『夢の守り人』を文庫版にて読んでおります。
ハード版はねぇ、なぜ読もうと思わなかったのかがわからんです。
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by jin-109-mineyuki | 2008-04-28 22:32 | お勧めの本 | Comments(0)

既に最終巻『図書館革命』販売中です(フーレイ、出遅れ感…)


カモミールって案外ハードな花言葉なんだな(汗)

 てな訳でフーレイであります。うぇーん、もらったCDがパソコンで聞けないよーっ!!ちょっとがっくし。とりあえず久方ぶりに本の紹介ッ!

図書館危機 (著:有川 浩)
 憧れの『王子様』の正体(…?)に動揺を隠せない笠原は勢い余って堂上に大外刈りをかましてしまってパニックになったりした。…が、いつまでも引きずっていられない。と、いうのも上官である小牧の恋人が図書館内で痴漢にあったのだ。勿論小牧は静かに怒っている模様。
「普段荒い言葉を使わないあの人が…」
「……逆鱗に触れたわね」
と、いう事で特殊部隊・堂上班が自然とでしゃばることに。警察は司法不介入の原則で協力には消極的。色々振り返っていると…あれ?いつの間にか舞台が整ってる!!?囮捜査も可能な図書館隊は果たして卑劣な痴漢を捕まえることが出来るのか?
喧嘩屋中年、怒れるチビ、笑う正論、頑な少年、熱血バカ、情報屋。
この6人が今回も舞台狭しと大活躍!
 それに昇任試験は近づくわ、笠原が一番怖がっていた自体(すなわち里帰り&母親に今の仕事が…?の危機)は勃発するわ、なんだか新しい時代の始まりを予感させる雰囲気ありだわで、なんだか落ち着かない…。それになんか様子が(汗)
「そろそろ……なのかもしれませんねぇ…」
えっ?それ、どーいう事っすか…稲嶺さーんっ!!?
―それでも進め、図書館隊!僕らの権利と自由、本を守り抜け!!

 毎度の事ながらテンションがおかしいレヴューですみません。のっけから郁ちゃん暴走です(ぇ。とにかく冒頭は郁ちゃんがかわいくてしょうがなかった~(笑)。まぁ、そうもいってられない、洒落にならん犯罪が起こってるんだけれどもね。恋人が痴漢に遭えばキレるわな、小牧さん!
「…そうだね。確かに…(冷たい微笑)」(小牧)
うをっ!!?と、とりあえず要所要所で手塚兄こと慧も出てきてなーんか引っ掻き回してくれてるよーな、ヒントくれてるよーなきもしないでもない。あんた、いい仕事してるよ、ホント。それに郁ちゃんの故郷である茨城の図書館隊内部がピンチなのはやっぱり『メディア~』の画策なんでしょかね(あ、省略した:笑)。

 茨城での一件は郁ちゃんが体感した『防衛部の女の子たちの現状』と図書館隊全員が肌で感じた『防衛部を取り巻く現状』を見比べると前者の方がハードで陰湿なんだよねー、嫌がらせ。女の人って基本的に筋力が劣る分知恵が働くんだろね(僕の偏見だったらご免なさい)。今ではやらんだろ、っていうような手を今でもやるんだからさ。このレヴューを書いている僕も生物学上は女だけれども…、正直嫌だなー(汗)。ああやって立ち向かえる郁ちゃん、あんた立派だよ。

(以下、ネタばれのため、読破者のみ反転で)
えーと、結論から言ってしまえば
・郁ちゃん、おかんに仕事がばれる。→喧嘩に発展。
・稲嶺さん勇退。
です。…郁ちゃんの場合は嵌められたわけで、なにも郁ちゃんがへまをしでかしたわけではありません。情報聞き出して通報した方が悪いんだから。まぁ、何ればれるだろう事だしこれはこれで結果オーライだったんじゃにゃい?という気分です。お父さんやお兄さんたちは応援しているみたいだし。むしろ『女の子だから』という理由で反対するのが解からない。頭固くて古いなー、言っちゃ悪いが。とりあえず、少しずつ回復するでしょね。茨城図書館隊の立場も良くなるだろうし…。
 しかし下手したら焼身殺害…つか、大火災ってまたすげぇ展開だなぁ、をい。図書館長をしていたおばはんが『日野の悪夢』と同じ手段を取ろうとしていたのにも驚いたね。曲がりなりにも図書館に携わる人間だし、「終ったよ」といわれてもしょうがないね(この横田さんも身体張ったよー。助かってよかった)。
 あと、戦闘描写はその場の空気を味わっているような感覚を覚えるほどです。流石有川さんだなぁ、と思いました。


おまけ
カミツレ…つまりはカモミールですが花言葉は『苦難の中の力』です。
すみません、その一言で稲嶺さんの人生が語れる気がしましたが。
…オーバーか。
あと、4月からアニメ化だそうですねー。郁ちゃんかっこかわいい~♪
堂上さんが微妙に見覚えのアルあの人に見えるんすけど(汗)
あと、フジ系で深夜放送。
ってことは熊本だと『のだめ』と一緒で午前2時ぐらいの放送になるんやろうなぁ…(遠い目)。
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by jin-109-mineyuki | 2008-02-13 16:34 | お勧めの本 | Comments(0)

・・・・いつぶりだ?(フーレイ、ふりかえったら)


…さ、最近まったくここのカテが更新されていませんでしたな。
(つか、途中でレビューを投げ出した)

そんな感じでフーレイです。今回はまだ読んでいる途中だけれどもご紹介。司書講習で映画をちょいと見たけれどじっくり見たいよ!多分、知っている人は知っているであろう、あの作品をご紹介します。…渋いチョイスかしらん?

『薔薇の名前』 (著:ウンベルト・エーコ)
―これは『私』が理由あって入手したとある手記の話。
 年老いたとある僧の、記憶の断面。

 年若い見習い修行僧、アドソは師と仰ぐ元異端審問官のウィリアムと共に北イタリアにある修道院へやってきた。と、いうのもここで不可解な死を遂げた僧が居たからである。事件解明の為に呼ばれた二人は歓迎されるものの、事件は再び起こった。
―この修道院では、何かが起こっている。
修道院じゅうを巡り、事件を解き明かそうとする二人。その前には閉ざされた世界と、図書室と、迷宮が横たわる。何処かで蠢く影に色々な事を感じていく若い修行僧はある夜、一人の娘と出会い…
失われた情報、謎の娘、殺された僧たち…その全てが繋がったとき…少年は顔を上げる。

…現在下巻を読んでいます。あの重厚且つ濃厚且つ意味深な世界観は灰汁が強いなぁ、と思いましたが読むたびになんか興味をそそられます。僕の紹介文ははっきりいって未熟すぎる!『薔薇の名前』の魅力がこれっぽっちも出ていないっ!!最初のうちは「これ、おもしろい」と思っていたけれどあとから「り、理解できない…頭がついてけない…」と悲鳴を上げつつ読んでます。まぁ、あとからボチボチ解ればいいかなぁ。

 この作品はアドソが晩年に書いた手記という風に書かれているけれど、実にいいっ!てか、だからこその魅力があるね!注釈もよかったし、何より言葉の違うところはカタカナ表記だっ!翻訳担当の河島さん、ご苦労様です(一礼)。そうそう、唯一名前の出ない女の子が神秘的で魅力的。アドソが人生の中で唯一愛した女性らしいんでそういう描写になったんかもしれないが、めちゃくちゃ素敵……なんだけれども……

急にそぎゃん展開かっ!?(上巻の終り辺り)

真夜中にその部分を読んで内心焦ったのはここだけの話。あと気になったのは「イエスは笑ったか否か」なんだか笑いってよく思われていないっぽいんだけれども、ウィリアムはそうでもないと考えている模様。うーん、神学とかって複雑だなぁ。修道院も案外黒いし(ぇ)。
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by jin-109-mineyuki | 2008-01-13 19:19 | お勧めの本 | Comments(0)