ある野良魔導士の書斎

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らららカクテル~(アンバー、また・・・)


冒険者の宿【水繰の剣亭】:31
BARとコカ茶と商人の話

なんでかBAR薔薇園にきているアンバーたち【六珠】。実を言うと、もう一度カクテル作りをするために借り出された、のである。しかし。
「冒険者の仕事について、聞いてみたいっす!」
と言ったリントのお願いもあり、アルフォンスが入れてくれたお茶とオニキスが買ってきたおいしそうなチーズケーキでお茶を楽しみながら話すことにした。
「この間、『ラヴィアン』ってコカ茶の店に行ってきたんだ。とても美味しいお茶を出す店だから、いってみるといいよ」
アンバーが上機嫌でリントにいう。まぁ、アルフォンスが行ったら逃げられそうだが。
「しかし、ギャング…しかもリューンの盗賊ギルドが絡んでいる問題に首を突っ込もうとするとは。アンバーらしいといえばアンバーらしいのですがね」
オニキスがそういう側で、リントは目を輝かせている。
「凄いっす。アンバーさんたちも凄いっすよ!」
「まぁ、そこのギャングさんたちも本来は堅気…つまりは一般の方に迷惑をかけないようにしているようで。問題も解決しました」
とサードニクスはしみじみと言い、あのボルボというギャングの頭もできた人ですから……と付け加えた。
「なるほど。流石私が見込んだ冒険者なだけはあるねぇ」
アルフォンスは一人納得したような顔でアンバーを見るも、彼は内心複雑そうな表情だ。アニキに見込まれても、あんまり嬉しくない。それを察したのか、ジャスパーもちょっと苦笑する。
「けれど、ギャングとはいえなかなか強かったわよ。それに統率もとれていた。油断したら負けていたかもしれないわ」
「まぁ、頭をおもっての行き過ぎた行動が原因だったわけだが、あそこまで慕われる親分さんだったら……俺、ついていっていたかも」
パールが思い出しつつ唸る。彼曰くボルボは本当に筋の通った親分さんで「あれは本物の漢だっ!」とまで言っていた。が、クインベリルはやれやれ、と肩をすくめる。
「事件も無事に解決し、あの一党もまたもとの姿に戻ったわけですから」
「事件解決のために、冒険者さんたちってがんばるっすねぇ」
「それが俺たちだからさ」
リントが感心する横で、アンバーがふっ、と笑う。その姿をオニキスは微笑ましく思いながらもお茶を飲み、瞳を細める。冒険者になってけっこう経つが、アンバーは良い所だけ変わっていない。それが、彼にとっては何故か嬉しい。
(このままでいて欲しい。明るく、やさしいところだけは)
レベルが高くなるにつれて気位も高くなる冒険者も少なくはない。領主の補佐として冒険者を雇い、そういう輩を見てきたオニキスにとって自然体なアンバーたちは愛しい家族のような存在になっていた。
(【碧風と共に歩む者】や【風を纏う者】の先輩がたのように……、自然体で…)
願うように見つめる彼の肩を、リントが叩く。
「他にも話を聞かせてほしいっす。どんな依頼を受けたっすか?」
「そうですねぇ……」
オニキスは少し考え、ややあって静かに言葉を紡ぎ始めた。

 その一方、パールは若干機嫌よさそうにしている。
「何か、いいことでもあったのかね?」
アルフォンスの問いにパールはにっこりする。
「いやぁ、実はね。【水繰の剣亭】に来てくれた商人がさぁ!いいスキルを売ってくれたのさ」
「パールは槍を武器にしていて、いいアビリティを探していたんだよ。丁度いい物を見つけたから、うれしいんだって」
サードニクスもまた嬉しそうに頷くも、少しだけしょんぼりしている。その原因を知っているアンバーは小さな声で言ってみる。
「……あの黒猫のことか」
「うん。だって……かわいいんだもん」
サードニクスは小さな声で呟き、でもいいや、といってチーズケーキを口にした。クインベリルにくらべ、サードニクスは全くわがままを言わない。それゆえに、アンバーたちは少し心配だったりしている。
「欲しかったら言えって言いたいけどよー・・・・高かったな、あれ」
「そうよね。どうにかしたいけど。それぞれのスキルのこともあるからね」
ため息混じりにパールとジャスパーが言い合い、顔を見合わせた。

その様子をふと見てしまったオニキスは苦い顔をした。
(過去に弟がお金を送ってくれましたが……それを頼るわけにも行きません。あれはたまたまある依頼が領内にいい影響を及ぼしたからその御礼であったわけですから…)

……冒険者も、お金がかかるってことです、はい。 byオニキス

(続く)

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今回遊んだシナリオ(敬称略)
コカ茶店での小さな事件(でざーとわいん)
風たちがもたらすもの(Y2つ)
薔薇は魅惑の味わい(Ciel)

レベルを3に絞ってやってみた低レベルシナリオ。
過去に一つレベルを下げただけで死に掛けたわけですが、今回はそんな愉快なことも起こらず、ほんのすこしてこずっただけで済んだのは召還した精霊さんのお陰です。
ありがとう、オニキス。
ありがとう、アイマスなネレイデスたち……。

 あと、サードニクスが欲しいとおもっていたのは『猫の業』です。3000spなり。武具・「夕日の鉄撃」(SIG)にある『漆黒マント』は1000spなり。欲しいけれど高いから言わないサードニクス。一方クインベリルは欲しいものは欲しいと言ってアンバーたちに窘められるのでした。

2008年 7月 14日。
おまたせいたしました。やっとこさ出来上がりました。ごめんなさいです。
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by jin-109-mineyuki | 2008-07-12 23:49 | 冒険者の宿【水繰の剣亭】 | Comments(0)