ある野良魔導士の書斎

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ノープランの恐ろしさを知るーっ!(冒険者12人集合してしまった)


冒険者の宿【水繰の剣亭】:18
後輩冒険者登場!

 いつものようにどこかあんにゅーいな空気の【水繰の剣亭】…だが、揃っているメンバーが何気なく違う……。長身痩躯で糸目の狐らしき耳と尻尾を持つ男、一見青年……に見える少女、セーラー服を着た元気そうな女の子、黒い髪に赤黒い翼の女性に緑色の目と髪のどこか気だるそうな青年、桃色の髪が目立つグラマーな女性。この6人はなにやら話しながら鰊のパイを食べている。そんな光景を帰宅早々目撃したアンバーは思わず声を上げた。
「ど、どうしてお前らがそこにいるんだよ!!」
「ん?……冒険者になったんだ。チームは【珠華】っていう。よろしくな」
その問いに答えたのは狐の耳が特徴的な男。よくみると、狐の耳には何かの棘を模した文様が刻まれている。
「精霊術師の徴……。貴方も精霊術師なのですね」
オニキスはそれを見つめ、僅かに瞳を細めているとその傍を通り過ぎて長身の女性がアンバーに抱きついていた。
「久しぶり、アンバー!元気そうだね!!よかったぁ!」
「い、いや…まさかお前とアメジストの兄貴が冒険者になったなんて…」
アンバーに比べ幾分か逞しく、長身の女性はにっこりと笑って
「キミを追いかけてきたんだ」
と言ってアンバーを抱きしめる。それに思わず頬が赤くなるリーダーの姿に【六珠】のメンバーは顔を赤くするやら、にやにやするやら……。
「ところで、アンバーとどういう関係なんですか?」
興味を持ったサードニクスが問いかけると狐耳の男が気だるそうに
「俺とネフライトは腹違いの兄妹でな、アンバーと同じ村の出身なのさ。あと…妹はアンバーの許嫁なんだわ」
「えっ!?」
アメジストの言葉に、【六珠】メンバーは目が点になる。が、アンバーはベールを握り締め
「親同士が勝手に決めたことだ」
と顔が赤いまま言った。そんな様子をかわいく思いつつジャスパーは別のメンバーに笑いかける。後輩の冒険者とも仲良くしたいのだ。
「貴方達は【珠華】のメンバーなのね。よろしくね、後輩さんたち♪」
「あ、はい。よろしくおねがいします。私はタイガーアイというものです」
セーラー服を着た女の子は名乗るとちょこん、と頭を下げる。その隣ではパールに興味を持ったのか、拾い上げて撫でている女性も頭を下げた。
「……私はコーラルといいます。色々教えてくださいね」
「俺はヒスイ。先輩方には色々聞かせてもらうよ」
隣にいた、細身の青年も笑って挨拶する。どこか軽薄そうな雰囲気があった。そして最後に、赤い瞳が魅惑的な女性がやんわり微笑んだ。
「最後は私かしら。トリマリンというわ。よろしくね」
これで全員の名前がわかったわけで、【六珠】メンバーも名前を言って顔を覚えてもらうことにした。同じ宿を拠点とするチーム同士、仲良くしたいものだ。
「冒険者って厳しいことも沢山あるけど…一度大きな仕事を成功させるとやめられなくなるんだ。ま、がんばりな~」
パールがコーラルの膝の上でしっぽをふりふり。クインベリルも新メンバーの登場にうれしくなってにっこりと笑っていた。
「お互いに、がんばってこうね!」
「うん!」
タイガーアイとクインベリルは頷きあってはしゃいでいる。早速仲良くなったようだ。一方トリマリンは少したじたじとなるサードニクスに微笑みかけ、自分と隣へと座らせいた。
「まぁ、かわいい子ね。貴方はどんな役割なのかしら?」
「ぼ、僕は盗賊です。鍵とか開けるのが仕事で…」
トルマリンはご機嫌な様子で揚げじゃがを食べつつサードニクスのほっぺを突っつきながら話している。コーラルはパールを撫でてまったりモード。
「……猫……、あったかい……」
(あ、ああ……もふもふなFカップ……ッ!)
抱きしめられ、微妙にパールが嬉しそうである。ジャスパーとヒスイはというと…黙って奥の席でいつの間にかチェスを始めてしまった。なんか静かに火花が散っているように思える。オニキスは自分の手にある徴を見つつもアメジストの耳を見る。
「私は水を模ったものですが、貴方は霜のようですね」
「あ、判る?まぁ、田舎の方じゃ喜ばれねぇんだわ。畑の作物をダメにするから」
そんなことを言いつつ、彼は狐のぴくぴくさせつつ気だるそうに笑った。

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今回遊んだシナリオ……はなしです。
今回は後輩冒険者一行の顔合わせでございます。
実を言うと既にアメジストのみでていたりするのですが。
こっちも時折登場するのでよろしくお願いします(一礼)。
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by jin-109-mineyuki | 2008-03-15 12:47 | 冒険者の宿【水繰の剣亭】 | Comments(0)