ある野良魔導士の書斎

fureinet.exblog.jp
ブログトップ

徹底的、全面交戦というわけですが手段が (フーレイ、知識は足りない)

※これはあるサイトさんでの記事がきっかけでございます。
 そして、今後もこのブログは『荒らし撲滅』を訴えていく所存です。

 ここは、『見えざる神の手亭』という冒険者の宿。そこでは何人かの男女が顔をあわせていた。
長身痩躯のエルフ
紫色の瞳と髪が目立つ青年
ベールを被った乙女…ではなく青年
水色の髪を高く結った青年
猛禽類と思わしき鳥
黒い狼の耳を持った少年
暗い紅の瞳を細める男性
その他にも何人か、集まっているが同見ても一般人ではなかった。同業者や、その筋に詳しい人間が見たならば、そこに集っている男女と鳥がそれなりに名前の通った冒険者パーティのリーダーであることが一目でわかるだろう。いや、幾人かは一般人でも名前を知っているに違いない。
「今日、ここに集まってもらったのは他でもない。この一件のことだ」
口を開いたのは無精ひげを生やした黒髪のエルフのバルディッシュだった。彼は懐から一枚の紙を取り出すと小さくため息をつき、その内容を読み上げた。

-荒らし討伐の依頼。

「……この…ごろ、こうい…う輩、が、各区…域を…襲っ、てい…ると思わ…れる。全く…」
たどたどしく紫の髪の青年、シオンが深いため息をつき、それに同意するようにやや耳のとがった男、ソドムが頷く。
「確か……卑劣なことをやって行くようですね。この区域も何度か攻撃を受けていたかと」
「そうだな。一応警告はしているんだけれどもねぇ。ああいう輩って聞かないし」
物言う猛禽類、スズキは毛づくろいしつつ呟き、ベールを持て遊ぶ青年、アンバーはふん、と鼻を鳴らした。
「ま、報酬はいらないさ。俺たちの居場所は俺たちで守ればいいことだ」
東方風の衣服を纏った青年、カモミールはいつになく真面目な顔で考える。
「相手を撃退するのに手段は選ばない、ねぇ……。そいじゃ、入手次第フル稼働させていいかな、アレ」
「あれ…といいますと?」
今まで口を開かなかった赤い眼の少年、パルチザンが首をかしげる。
「俺たちが戦った殺戮機械。たしか『ヘイトマシーン』とか言ったっけ?」
「…あれはリューンが危機に陥るからせめてお前の『裏紫苑』かシオンの『紫苑』でどうにかしてくれ。あのデカブツは危険すぎてならん」
カモミールの言葉を苦笑してバルディッシュがとめる。
「だっ…たら…、案、外、転がっ…て…い、る『鋼鉄の箱』は?」
「どうせなら派手に『シコン』でいかないか?そのペンダントがのこってんだ」
シオンとスズキが提案する。言っておくがどっちも相当の兵器であり、『シコン』にいたっては基本的に『使用を禁止』したほうが身のためだともいえる代物である。
「…先輩方、危険物です、どっちも」
遠慮がちにパルチザンは言うものの、ソドムは少年の肩をそっと叩き、首を横に振る。
「これも今回は許されるでしょう。と、いうのもかなりの区域で被害にあわれているようですし、シオンが聞いてきた話によると婦女子に言えない事もしている模様で」
「ま、いろんな区域で対策が練られると思う。ここでも見つかり次第、倒して晒すか」
バルディッシュがそっけなくそういい、葉巻に火をつけようとする。が、手を止めたのはタバコを酷く嫌うシオンが軽く睨みを聞かせていたからである。しかたなく懐にしまっていると、声がした。それに顔を上げる。
「取り合えず討伐依頼が出る前にきた分は一つを除いて晒してるよね…」
不意に口を開いたのは今までだまっていた少女。ピーコックグリーンの目が特徴的なエリシェであった。傍らにいた燃えるような赤毛の男もまた一つ頷く。帽子を乱暴に脱ぎつつ、ニッケは言葉を続ける。
「今のところこの区域は取った手段のおかげか姿が見えんが…」
「油断は大敵だぜ? 相手は新たな手を考えてくる可能性がある」
蒼い鎧を着た青年が言う。うなじでまとめた金髪を揺らし、エンゲツトウは小さくため息をついた。
「そのときはそのときで、晒すしかないでしょう?ウイルスとかは手に入りにくいのよ。そしてカモミールが戦った殺戮兵器並の」
白っぽいベージュの髪とロングスカートを揺らし、つやっぽい女性が言った。口紅を塗りつつ、ジャマダハルは肩をすくめる。
「呪詛はそう難しくはないとおもうけれどね。ま、儀式を誰かに見られないようにすればいいだけですわ」
髪を綺麗に結い上げ、貴婦人らしく振舞う女性が頷いた。青い目を細めつつグングニルは紅茶を飲んで「そうではなくて?」というようなクールな表情を浮かべた。
「確かに。あんた達の言葉もあるな」
バルディッシュは頷きながらあたりを見渡しつつ……一人の男に目を留めた。それに、他の面々も自然と反応し、アンバーのそばにいた一人の男に目を向ける。
「うーん、冒険者になって早々…面倒なことになったな」
彼は狐の耳をぴくぴくさせる。糸目なので表情が読みにくいアメジストはそう呟くと狐の尻尾を一度揺らした。
「新入りのあんたたち一行でも、派手に暴れてくれればいい。そんなに難しいことじゃないさ」
「でも、怪我には注意ですわ。案外手ごわいかもしれません」
カモミールとグングニルの言葉に、彼はそうか、とだけ答える。
「ま、何はともあれ…俺達もやるしかないな」
エンゲツトウの呟きに、全員が頷く。エリシェとジャマダハルは全員分の紅茶を持ってくると(スズキは勿論冷ましてある)ニッケがカップを掲げる。
「それでは……荒らし討伐の成功を祈って」

(終)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あるブログで出された『荒らし討伐の依頼』に触発され、ここではいろんなパーティリーダーたちに話し合わせてみました。むしろ、どうやって『荒らし討伐』を行うか。ノリノリで僕もその記事にコメントしましたんで、とりあえずこんな感じのSSもどきを書いて『荒らし』に対しての姿勢を表そうと思っております。

ようは
ここで荒らすと取り合えずさらされる可能性があるよ?
って事です。

念のために。
区域=CWユーザーのブログってことです。
[PR]
by jin-109-mineyuki | 2008-03-03 22:03 | 閑人閑話図書館 | Comments(0)