ある野良魔導士の書斎

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今回は・・・・・・・?(ジャスパー、がんばったの)


冒険者の宿【水繰の剣亭】:13
小人とすぐりとパン屋さん

 昼下がりのリューンを、優雅な足取りで歩いていく女性が1人。装備品が見えることから、冒険者だということが分かる。聖職者であるだろう彼女は腰に下げたダガーに触れつつ小さく微笑んだ。
(今日は、これを買った商人に皆を合わせなくちゃ)
顔を上げると、そこには女性か男性かわからない、でも綺麗な商人が手を振っている。彼(彼女?)の笑顔に、冒険者も微笑んだ。

「久しぶり、ジャスパー」
「ええ、ひさしぶりね、テレルテバ」
テレルテバと呼ばれた商人はジャスパーに手を伸ばし、二人はかるくハグをする。1人で買い物に出かけたとき、ジャスパーは偶然にもこの商人と出会い、仲良くなっていた。
「ジャスパー、まさかそいつに俺を返す気じゃねぇだろうな?」
ふよんふよん、と浮かび上がったのは丸い妖精のようなもの。実はジャスパーが飼っている悪魔っぽいもので、テレルテバから貰ったのである。
「違うわ。パーティーのメンバーにテレルテバを紹介するのよ」
ジャスパーはそう言いながらくすっ、と笑う。とりあえずテレルテバが何処にいるのかをチェックする為に町を歩いていたらしい。フライマンバが安心したようなか表情を浮かべたように見え、ジャスパーはくすくす笑う。
「ああ、そうそう。貴方と出会った夜に面白い子に会ったわ」
「どんな子かい?」
「それが小人なの。釣り糸を探して宿にやってきてね。…親父さんが少し可哀想だったけど」
と、言うのも釣り糸の材料として小人のモーニスに毟られたからである。ジャスパーは釣りがしたいという彼に付き合って大蜘蛛や小型の竜と戦ったのである。
「で、次の日には傷だらけだったわけだ」
「まーね。次の日にはピナさんっていう同業者の依頼を受けてスグリを取りに行ったわ。久々になんかすっきりしたかなぁ」
苦笑しつつも、まんざらでもなさそうなジャスパーの笑顔に、テレルテバとフライマンバもなんだが楽しい気分になってくる。
「色とりどりのスグリって綺麗だよな。俺も森の中で遊べてよかったぜ」
フライマンバが森を思い出し、また行きたいな、と小さく呟く。そして、テレルテバは私も行ってみたいな、と呟き…どことなくご機嫌なジャスパーに微笑む。
「それで…その手の包みは?」
「貴方に差し入れ。ピナさんのケーキを届けに来たの。アンバーたちにもあの後ケーキを作ってもらってね。それが美味しかったからまた食べたいって思ってたらパン屋を開いたって話を聞いたの」
「ふぅん、そうだったんだね。ああ、それじゃあ…」
テレルテバは何か思い出したように頷き、小さく苦笑する。
「3日前にちょっとした行列を見かけたんだよね。それってもしかしてそのパン屋さんかな?」

そうこうしているうちに、アンバー達がやってくる。それにジャスパーは手を上げて答え、テレルテバと仲間を引き合わせるのであった。
(続く)

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今回遊んだシナリオ(敬称略)
真夜中の宿で(NIFQ)
はぴばーすでー!(さよこ)
Pina'sBakery(さよこ)
Telelteba(Gaff*Sail)

【六珠】メンバーでジャスパーしか出てこなかったことについて。
レベルが1人だけ4のままだったので、1人で依頼をさせていたらそのままテレルレバとの会話にしてしまおうと魔がさしたんです。……すみません。つか、
そろそろ、深みに入るかなぁ(ぼそ)
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by jin-109-mineyuki | 2008-02-02 20:02 | 冒険者の宿【水繰の剣亭】 | Comments(0)