ある野良魔導士の書斎

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狩られていたのは『異端児』だけじゃない(フーレイ、冷や汗)


 フーレイです。『ある魔導士たちの館(リレー小説)も遂に三百話突破!物語も確信に迫って…いるようです。サフランが罹っている『修羅の病』の原因も一応現れ始めていますし。三百四話で放たれたマーシャさんの台詞が妙に気になるところです。サフランはヌエンと契約し、闇魔導『全侵食』を会得したのですがヌエンと会う前になんだか恐ろしいものに出会っています。その所為で『修羅の病』を患い、押さえるために『虚弱の呪い』を身体にかけたのです。しかし蒼さん曰く身体に相当のガタが来ている模様。それに気付いているのか、サフランも暴走した時は義弟(グリムさん)か妻(ミィニャ)に殺してもらおうと考えています。果たしてサフランの運命やいかに!

…と、言った所で今回は『半兎族狩り』と『人魚狩り』についてお話します。『異端児狩り』についてもいずれ紹介しますが、この二つもヒントになってきますのでご注意を。

『半兎族(ウサギ)狩り』
兎の耳と尻尾を持ち、兎に獣化する事が出来る半兎族は成人以後殆ど外見が代わりません(子どもに見られることも多々あります)。成人の平均身長は155センチ前後(サフランのように身長が160を越えるのは稀です)。顔立ちは殆どが童顔という性質を持っています。男女共に愛らしい外見をし、人懐っこく、孤独を嫌う陽気な種族。それが災いし、『愛玩種族』としてあちこちで狩られていたのです。多くのものが愛玩奴隷として飼われ、時として娼婦・男娼として働かせていたり愛らしさを使用して暗殺者などに育て上げたりしました。その際、年端も行かない子どもをターゲットにする事が多く、親は必ずといっていいほど殺されています。また、妊娠中の母親は生きたまま連れ去り、子どもを生んだ直後に殺すことも少なくありませんでした。また、寿命が120年程度なのに成人以後の外見が殆ど変わらないため、魔導士の研究対象として売買も行われていました。その結果数が激減し、今ではエルフ以上に珍しい種族となってしまいました。

『人魚狩り』
美しい鰭耳と歌声、エルフに負けずとも劣らない魔力の持ち主。それが人魚族です。彼らは男女共に美しく、また、美的センスにも優れています。寿命はエルフほどではありませんが長寿です。そして何より特徴的なのは色とりどりの鱗や鰭。鱗は一枚一枚に魔力が込められており、一グラムでもかなりの高額で取引されます。外見の美しさも災いし、彼らもまた狩られていました。彼らの場合は半兎族よりも昔から狩られていましたし、一時期は『人魚=狩られるもの』という事が一般常識とさえ考えられていたのです。多くが魔力の篭る鰭や鱗を目的としました。愛玩奴隷として、実験素材としての売買も多く、稀に食用としても狩られ、養殖されていた記録さえあります。人魚の肉には強い生命力増進効果があり、不老不死になる、という噂さえ流れていたのです。しかし、それに規制がかかったのも早く、今では人魚を売買すると人身売買以上の重罪に化せられます。そのお陰でかなり減っていた人魚族は復活し、大分数を増やしてきています。

因みに、サフランとミィニャはそれぞれ別の集落に生まれたのですが『半兎族狩り』で家族を失っています。『異端児狩り』・『半兎族狩り』・『人魚狩り』は『魔導士の時計』の汚点とされており、現在では行われないよう厳しく法で戒められていますが秘密裏に行われている噂は後を絶ちません。

なんだか暗い話になってしまいましたが、今回はこれまで。
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by jin-109-mineyuki | 2005-07-30 22:47 | リレー小説(魔導士) | Trackback | Comments(0)
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