ある野良魔導士の書斎

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鋏って聞いて、最近思い出す(フーレイ、仕事がんばる)

そういえばボーカロイドの曲って良い物多いよね。
そんなこと考えるフーレイです。

有名なところで『メルト』とか『ロミオとシンデレラ』、『ワールドイズマイン』
『悪のシリーズ』『右肩の蝶』『炉心融解』などなど。
僕も気に入った曲は聞いております。
特にお気に入りは『ココロ』と『サンドリオン』かなー。

で。
最近妙に気に入っているのが『燕尾坂の仕立屋』だったり。
最初は「浮気性の恋人を持つ苦労人」と思っていたのですが
なにやら回りで殺人事件。
よくよく聞くと微妙に怪しいというか歌詞の中に出てくる
アイテムが……?

それってまさか?

そしたら案の定。

しかも浮気性と言っていた相手には「こんにちは、はじめまして」と
言われているあたりからそれって妄想だったってことですか?

……ぞぞぞぞっ?!

まぁ、三味線とか和風な感じで気に入っています。
微妙に脳裏に主水の旦那(故・藤田まことさん)がひょい、と仕立て屋の暖簾
を潜って女主人に
「着物、できてるかい? 」
とか聞いているうちに事件の真相を覗いているようなイメージ。
母親の形見である鋏が赤く染まって「こんな色だったかしら?」と
疑問に思う辺りはまだ理性がぎりぎり残っていたのかもしれないけど、
最後のはもう堕ちたでしょ? そう思うと切ないねぇ。

作詞・作曲は『悪ノシリーズ』でお馴染みのmothyさん。
実を言うと大罪シリーズの曲の中でこの燕尾坂が一番お気に入りです。
ありがとうございます。





夕暮れの、燕尾坂。
ふと、気になったことがあった私は、仕立て屋の暖簾を潜った。
「いらっしゃいませ」
どこか疲れたような、女の声。
それに疑問を持ちながらも、私は声を掛ける。
「店主さん、今日はやけに疲れているね?」
「ええ、少し……」
女主人は鋏を片手に、今日も着物の修繕をしていた。
見覚えのない、紅い着物だった。
女主人の顔を見ると、白い頬に涙の痕がある。
よく見れば、そのきれいな瞳からは涙が零れ続けていた。
「与力様、奥様の着物はまだ出来上がりません。
 申し訳ありませんが、また……」
「ありがとう。
 ところで、その紅い着物は急な仕事かい?」
私の問いに、女主人は「ええ」と静かに答える。
しかし何故だろう、彼女の持つ鋏が、僅かに振るえたような気がした。
「疲れているんだろう?
 そんなに根詰めないで、やすんだらどうだ?」
「お気遣い有難うございます、与力様。
 でも、急ぎの仕事ですので、どうしても今日中にやっておきたくて」
彼女は涙を隠しつつ、そういう。
私は「無理はするなよ」とだけ言って立ち去った


※歌詞で言えば紅い着物のくだりです。
紅い着物の縫い直し。
これって町で見かけた「紅い着物の女」から奪った物ではないでしょうか?
……いや、鋏で殺してるだろうよ。

次の「緑の娘」からは「緑の帯」
三番目の「黄色い少女」からは「かんざし」を奪い、

「紅い着物」を纏い、「緑の帯」をしめ、「黄色いかんざし」を挿して
「貴方」に会いに行く女主人。

けれども、その「浮気性」と言っていた相手からは「こんにちは、はじめまして」
といわれている。

……過去にすれ違ったり、店に来たり。
何らかの接触はあったはず。
そこから片思いになり、妄想に繋がったのだろうか?

大罪シリーズって事もあり、ここでは「鋏」が大罪の器(だっけ?)となっている。
そして宿っているのは「嫉妬」。
この力の所為で女主人は好きな人とその家族を手にかけてしまう。
……んですよね?
とりあえず、ここんとこの把握はOKでしょうか?
最近気に入って聞いているので……。

まぁ、兎も角。
七つの大罪は結構題材にされております。
色々楽しい物ですよね。
『鋼の錬金術士』や『うみねこのなく頃に』でも登場人物がそうだったり。

この女主人の話はちょっとぞくっ、とする。
けど微妙に落語として聞いてみたい今日この頃。
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by jin-109-mineyuki | 2012-05-23 23:00 | 趣味の話 | Comments(0)