ある野良魔導士の書斎

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紹介するか否かで迷ったけど(フーレイ、実は主人公が気に入ってる)


 お久しぶりのフーレイです。今回お勧めの本は何と未来のラテンアメリカが舞台!約千枚のSF小説の読み応えを体感せいぃっ!てな訳で分厚いです。目印は黒髪の青年と金髪の女の子ですよ。…久々なので若干ハイになっています。

『グアルディア』 (著:仁木 稔)
 時代は西暦2643年。ラテンアメリカの汚濁した世界。変異体となった人間やらいろんな組織が蠢いている中、自治都市エスペランサだけが古の科学技術を保持していた。知性機械サンティアゴに接続する生体端末の末裔であるアンヘルはこの世界を平定するためにレコンキスタ軍を組織し、不老長生の護衛少年ホアキンを初めとする仲間たちと共にグヤナ攻略を画策していた。その一方で黒髪の青年と金髪の少女が旅をしていた。青年はJD、少女はカルラという。二人はある参詣団と共に行動し、JDは彼らに守護者〈グアルディア〉と言われていた。アンヘルはある思惑があり、二人への接触を試みる。そんな事を知らないJDは己の記憶を探し、カルラは父を大切に思う。幾筋もの運命が工作する青空の下、最後に笑うのは…誰だ!

 言っておきますが〈グアルディア〉とは守護者のことです(上にあるやん)。この世界には色んな人間が出てきますが、特殊な言葉も出てきます。長生きしすぎなメトセラ(ホアキン君もその一人。因みに不老長生は男性のみらしい:爆)とか、この前の時代で使われた亜人とかね。物語の鍵になるのは後から登場する『生体甲冑』です。これがなんなのかはあえて言いませんが今名前が挙がっている登場人物の誰かに深く関係します。

 注意点は血の描写とかスプラッタシーンとかが入っているので苦手な人はお勧めしません(描写は生々しいほどではないのですがね:汗)。全体的にちょっと暗めですがノスタルジックな雰囲気もあります。また、父子の絆とか兄妹の絆とか少年の仄かな恋心とか、大人の思惑とかが交じり合っています。予測不可能です(読んでいて、予測を悉く裏切られましたし)。JDたちの正体に驚かれたり、意外な結末に息を呑んだりしてください。あと宗教的な部分もあります。そこはあんまし面白くないのですが…あとからとんでもない事になって行きます。…本当にJDとカルラちゃんはどうなるんやろ、とドキドキします。

 最後に一言。

 アンヘル様、一体何がしたいんすか(泣)。

 とりあえずヒントっぽい。あと最後あたりでとんでもない事が発覚しまくります(特に彷徨える親子について)。その場面を何度も読む僕も僕(いや、JDが…JDが…!!)。
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by jin-109-mineyuki | 2005-04-25 12:18 | お勧めの本 | Trackback | Comments(0)
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