ある野良魔導士の書斎

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『ゼロの使い魔』(著:ヤマグチノボル)のファンのみなさん、ごめんなさい。 (フーレイ、勢いでした)

四周年目突入お遊び企画:ザ・もしも!
『ルイズさんがフーレイのPBM等のPCを呼び出した模様です』

注意
フーレイは『ゼロの使い魔』の本編を触り程度にしか読んでおりません。
つか、あるサイトでの二次作品が主で知識を変な偏りでつけています。
違うところはありますがとりあえずそこは無視の方向で海の如く広い心で
ごらんくだざい。

楽しんで書きますので、がんばって読んでください。
以上。

テイク1:スズキ(鳥)の場合。

ルイズは驚愕した。
『サモン・サーヴァント』で呼び出したのは一羽の猛禽類らしい鳥であった。回りは「ゼロのルイズが成功した!?」「明日は吹雪だ!」とか言い出したが、まぁそこは無視していたが…
「あら、かわいい子からのご指名ねぇ?」
その鳥はいきなりしゃべりだした。勿論、これには担当教師のコルベール先生も驚きだ。
「こんなことは初めてですねぇ」
「せ、先生……こいつ、本当にただの鷹…?ですか?」
「こいつとは失礼だね。俺にはスズキって名前があるんだ。で、キミは?」
スズキと名乗った鳥に問われ、ルイズはとりあえず名乗った。そして、皆と同じように口付をする。こいつの場合は嘴だが。最初目を丸くしていたスズキだが左の翼に痛みを覚えて右往左往するも、治まった途端それに浮かんだルーンを見、
「ふぅん、これまた古風で粋だねぇ」
とかごちった。コルベール先生といえば珍しいものだったのか熱心にスケッチしている。

部屋に戻るなり、ルイズはスズキと向かい合った。そして、次の事を確認した。
1:視界の共有
ルイズはとりあえず視界の共有からてっとりばやくやることにした。
「どう? なにか見える?」
「……何もないねぇ……」
どうやら、できないっぽい。うん、諦めよう。と、思った。

2:秘薬の材料探し
とりあえず期待しない程度に聞いてみる。
「んー、とりあえず向こうの世界でもやっていたから、たぶんできないことはないと思う」
なんか意外な答えだった。その前に『向こうの世界』って言葉が微妙に気になる。

3:主を守る
……どうみたって出来そうもない。ただのしゃべる鳥だ。そう思いつつもとりあえずそれについても聞いてみる。と、スズキはにっ、と笑った。
「これでもこちとら冒険鳥。それが一番得意なのよ?」
ハッキリ言って、期待できないと思った。

―ギーシュとのひと悶着。
香水を落としたことで二股がばれたギーシュ。それを拾ったのはシエスタと一緒にケーキを配っていた…というか、シエスタについて飛んでいたスズキだった。器用に爪で拾ったはいいが…それをモンモランシーの前に落としてしまった。
「決闘を……」
「あら? 鳥相手じゃご不満?」
スズキが問うがやっぱり鳥。回りからはギーシュにブーイングが。それでもギーシュはむっ、ときて決闘をすることに。震えるシエスタと困惑するルイズにスズキはにっ、と笑う。
「大丈夫、大丈夫。俺はこう見えても強いらしい雌の猛禽類なんだから」
茶目っ気たっぷりにそういったスズキ。そして彼女は…華麗なる勝利をおさめた。

ギーシュの作り出したワルキューレを軽くいなし、口(!)から出した光線―スズキ曰く、『魔法の矢』というスキルらしい―で粉砕。ムキになったギーシュが続けざまに出した6体のソレもなんか凄い魔法―コルベール先生でさえ知らないらしい―でいなしてしまった。とっておきはワルキューレからかっぱらった剣を爪で握った突端、左の翼にあるルーンが輝き、電光石火の勢いで最後の一体を壊したことだった。

 オスマン校長先生の話だと、それはガンダールヴとかいう特殊なルーンらしい。が、話し合いで秘密ってなった。
「なんか伝説とか聞くと向こうの世界にごろごろいるんだけれどもね。聖騎士やってる黒髪エルフのおっちゃんとか、うちのパーティの孟宗竹とか」
「ええっ?!」
「まあ、月が1つしかない故郷の世界でのことよ。気にしないでね、校長先生」
いや、周りの面々もいろんな点で面喰っているんだけれども、鳥は無視した。

お休みの日に買ったしゃべる剣『デルフリンガー』を「デルちゃん」と呼び、ルイズやキュルケやタバサと楽しく過ごすスズキ。なんか、この鳥といると自然と何でも楽しく思えてしまえるようになったルイズは『ゼロ』という蔑称を気にしなくなった。と、いうか
「『ゼロ』で結構よ。でも、今に凄い事してみせるんだから♪」
と、何だかんだでスズキの影響を受けまくって笑い飛ばす性質になっていた。
あ、フレイムやシルフィードたち使い魔軍団からは『姐さん』で通っていたらしい。

フーケに盗まれた『恐怖の箱』…その正体『ろけっとらんちゃ』でゴーレム討伐。
「あれ、懐かしいわねぇ」
使い魔コンテストでは何を思ったのか他の使い魔たちとお芝居。
「前は作家目指していた時期もあんのよ」
「って普通できないから、こんなん」
王女様の密命時にであったワルドに対しては「興味がない」の一点張りで手合わせすらしなかったのに裏切り発覚で困っていたら謎の大技をかまして一撃で5体纏めて凍らせる。
「スズキ、あんたいったい何者なの?」
「だから言ったでしょ、ただの冒険鳥だって」

―のちにルイズは虚無に目覚める。
その傍には時に口うるさく、時にふざけ、時に勇ましい鳥がいたという。
それこそがスズキ。ガンダールヴ宿せし、自称冒険鳥。
その正体が魔導士であることは、ついに語られなかった。

(終)

次回:『ルイズがシオンを召還した場合』へ続く。
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by jin-109-mineyuki | 2009-02-09 19:50 | 閑人閑話図書館 | Comments(0)